不動産投資をするにあたって、収益のことは重要な問題です。
中でも、インカムゲインとキャピタルゲインについてはじっくり検討するべきシーンが出てきがち。
不動産投資のインカムゲインとは何のことか、キャピタルゲインとの違いとあわせて解説します。
不動産投資でキャピタルゲインと混同しがちなインカムゲインとは?
不動産投資において、インカムゲインとは不動産を賃貸して得られる収入を指します。
資産の保有によって安定した現金を得続けられるのが、運用益のインカムゲイン。
他の投資でも使われる言葉ですが、キャピタルゲインとは別物です。
インカムゲインのメリットは、定期的に決まった収入を継続的に受け取れること。
1回ごとの収入は少なくとも、安定した金額を得られるのがポイントです。
たとえば、景気の動向によっては投資物件を売却して大きな金額を得る賭けをするより、以前から変わらない家賃収入を得るほうが安心できます。
インカムゲインがあることで、長期的に安泰の生活を送れる可能性もあります。
ただし、家賃を滞納されたり、空室状態が続いてしまったりすると、収入が不安定になるデメリットが発生するのがネックです。
長い目で見れば、大きな収益となる期待が持てるうえに大きな損失を出しにくい特徴があります。
不動産投資におけるインカムゲインとキャピタルゲインとの違い
不動産投資でインカムゲインと比較されるキャピタルゲインとは?
キャピタルゲインは、不動産投資では物件を売って得た利益を指します。
資産の価値が高いときに売れば購入したときより得な利益となりますが、資産の価値が低くなったときに売却せざるを得ない状況に陥るときもあるでしょう。
通常は、キャピタルゲインといえば資産の売却によってプラスの利益を得たことを意味します。
売却によって損失が出たときは、キャピタルロスです。
つまり、家賃収入で定期的な運用益を得るインカムゲインとは、大きな違いがある利益といえます。
不動産投資ではインカムゲインとキャピタルゲインの使い分けが重要
不動産の価値が高いときに売却して得られるキャピタルゲインは、まとまった利益として魅力的です。
しかし、不動産の価値が低迷しているときに勝負をしようとしても、キャピタルロスを出してしまうかもしれません。
好条件の不動産を手に入れても、将来的に高く売れるとは限らないリスクがあります。
その点、インカムゲインはコツコツと利益を得続けることができるのがメリット。
いつか物件の価値が上がったときには、売却してキャピタルゲインを得ることも可能です。
このように、インカムゲインとキャピタルゲインを上手に活用し分けるのが不動産投資のポイントといっていいでしょう。
将来的な価値も見越した判断が可能な専門家に相談することで、より豊かな不動産投資が可能になります。