近年は、若者の晩婚化や独身主義、子どもを持たない夫婦が増えつつあります。
その流れを受けて不動産投資でコンパクトマンションが再注目されているのをご存じですか?
単身者や共働き夫婦、子育てが一段落し夫婦二人の生活に戻ったシニア層など、さまざまな世代の層に人気があります。
この記事では、コンパクトマンションとはなにか、そのメリットとデメリットをご紹介します。
不動産投資で近年話題のコンパクトマンションとは?
コンパクトマンションとは、専有面積が約30㎡~50㎡前後で、ワンルームより大きく、ファミリータイプほどは広くないマンションを指します。
ターゲット層は、独身の方や子どもを持たない夫婦二人暮らしの方が主な対象です。
立地としては、駅前やスーパー、病院が近いなど、単身や共働き家庭を意識して、利便性が重視されているのも特徴でしょう。
仕事などで日中は家を留守になると想定し、宅配ボックスやセキュリティ面などの設備が充実している場合が多いです。
不動産投資でコンパクトマンションを購入するメリット
投資用として購入する際のメリットや注意点をご紹介します。
コンパクトマンションを購入するメリット
コンパクトマンションを購入するメリットは以下のとおりです。
立地条件が良い
一般的にコンパクトマンションは、生活に必要なスーパーや銀行、病院などの施設が周辺にあるエリアに建てられます。
徒歩圏内にさまざまな施設があるので、利便性が高く快適に暮らせます。
設備が充実している
ワンルームなどに比べて設備のグレードが高い場合が多いです。
また、限られたスペースを有効活用できるよう、収納や設備に工夫がされています。
実質的には狭くても、住み心地はファミリータイプと大差ないといえるでしょう。
コンパクトマンション購入時の注意点
コンパクトマンションには多くのメリットがある一方で、注意点もあります。
面積の割には高く感じる
単純に面積と価格だけて見ると、ファミリータイプと比べて割高感があります。
立地や設備、デザイン性など付加価値をつけているのでいたしかたありません。
ターゲット層に合った立地でないと入居者が決まらない
ただ利便性が良いだけでは、入居者は簡単に見つかりません。
具体的には、単身者向けの小さ目のコンパクトマンションを、ファミリーやシニアに人気がある場所に購入した場合などです。
単身者向けには飲食店や商業施設、ファミリーやシニア向けには散歩できそうな公園があるなど、ターゲットの目を引く立地であるかがポイントになります。
部屋のサイズと入居者のニーズが合っている立地か、見極めが重要です。