不動産投資を効率化する方法に、ローン借り換えがあります。
ローン借り換えにはメリットがありますが、月々の返済額や経費が増加するなど注意したいデメリットも。
ローン借り換えする前に、メリットとデメリットを理解しておきましょう。
効率よく不動産投資がしたい!ローン借り換えのメリットとは
不動産投資は最初の不動産を担保に次の不動産を購入し、さらに資産を増やしていく投資方法です。
ローンを借り換えることで最もメリットとなるのが、金利を下げられることでしょう。
金利が下がれば、収益を上げることができます。
収益を上げて不動産経営が順調であれば、ローン借り換えのときに金利交渉ができるかもしれません。
経営が順調な投資家へは、金融機関からローンの借り換えを提案されることもあるでしょう。
そうすれば、現在取引している金融機関に「他行からも借り換えの提案を受けている」と伝えて、金利交渉の場をつくれるのです。
金融機関と交渉ができるようになるために、不動産投資家としての信用度を上げることが重要です。
最初にローンを組んだ金融機関よりも大手の金融機関でローン借り換えができると、不動産投資家として信用が上がることもあります。
とはいえ、無理な金利の引き下げ要求は、逆に信用を落とすこともあるため注意が必要です。
借り換えできないことも!不動産投資のローン借り換えのデメリット
不動産投資でのローン借り換えのデメリットは、借り換えの融資期間により返済額が高額になる可能性があることです。
不動産投資ローンの融資期間は、税法で決められた法定耐用年数に応じて決められます。
法定耐用年数が短いと融資期間も短くなり、金利は低くなっても月々の返済額が結果的に高くなることもあるのです。
金利が安くなるからと安易に借り換えると、月々の返済が滞ってしまうかもしれません。
キャッシュフローを確認する必要があります。
また、ローン借り換えには、さまざまな手数料が発生するのもデメリットです。
一括繰り上げ返済手数料や抵当権抹消登記に関する費用、融資手数料や保証料など、さまざまな手数料が発生します。
残債の何%、借入金額の何%と設定されている手数料が多いので、残債や借入金額が多い場合は注意が必要です。
健康状態に不安がある人は、ローンの借り換えができないかもしれません。
団体信用生命保険など保険加入が必須の金融機関があり、生命保険の加入ができなければローンの借り換えもできません。