近年、老後のために副業として不動産投資を始める人が増えています。
そのような中、夫婦共同でおこなう不動産投資が注目を集めており、成功率が高まるともいわれています。
夫婦でおこなうことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
そこで今回は、夫婦で不動産投資をおこなう人が増加している理由や、メリット・デメリットについてご紹介します。
夫婦でおこなう不動産投資が増加している理由とは?
ひと昔前までは女性は家庭に入って主婦業に専念するのが一般的でしたが、女性の社会進出が進むにつれ、共働きの夫婦も増加しています。
その結果、老後のためや家計に余裕を持たせるために、二人で資産運用をおこなう夫婦が増加していると考えられます。
本業や育児に専念しながら副業としておこなえるのも、不動産投資をおこなう人が増加している理由です。
夫婦で不動産投資をおこなうメリット・デメリットとは?
メリット
・資産の拡大スピードが早い
共働きの夫婦の場合、1人で投資するよりも世帯収入が増えるため、資金も増えやすくなります。
また、夫婦共有名義の場合でもそれぞれ単独名義の場合でも、ローンの借り入れ可能な金額が増えるため、1人でおこなうよりも大きな額の不動産投資をおこなえます。
・精神的負担が減って判断もしやすい
二人で相談しながら進められることで、個々の精神的な負担が減ることも夫婦でおこなうメリットでしょう。
不動産投資は大きな額を扱うため、判断を下す際には大きな精神的負担がかかりますが、夫婦で相談できるため負担が軽減するだけでなく、判断が偏りにくく適切な判断を下しやすくなるでしょう。
・役割分担できる
数字が得意なほうが収益担当を行い、美的センスのあるほうがリフォームを担当するなど、それぞれの得意分野を生かして役割分担できるのも、夫婦共同で不動産投資をおこなうメリットです。
デメリット
・離婚すると財産分与でトラブルになる
最大のメリットは、万が一離婚してしまった場合、共有名義で不動産投資をしていると財産分与でトラブルになりやすいことでしょう。
売却するためには双方の合意が必要となるうえ、単独名義に変更する場合も、銀行の承認が必要となります。
また、財産分与のために何度も話し合いをする必要があるのもデメリットです。
注意点
リスクヘッジを考えるのであれば、夫婦別々の単独名義にするのもおすすめです。
どちらかが先に不動産投資をはじめ、軌道に乗り始めてからもう一方が始めるのもひとつの手でしょう。