時代の移り変わりは、不動産投資にも影響します。
投資対象の選択肢を広げたい方に提案したいのが、ホテルです。
ホテルへの不動産投資におけるメリットとリスクについて、解説します。
ホテルを対象とした不動産投資のメリットとは?
将来性に期待できる不動産投資
インバウンド効果によって、大きな利益を得ることができるのがホテル投資のメリットです。
一時的にインバウンド客が減少したとしても、再び活気が戻る期待は大いにあります。
日本人のなかでも、リモートワークなどの影響で気分転換に国内旅行をする人が増えている点も見逃せません。
節税対策
ホテルを含む不動産投資では、経費計上できる項目が多数あります。
建設費用やエレベーターなどの設備費用に至るまで、減価償却できれば課税対象額を節約可能です。
相続税対策としても、ホテル投資なら節税効果を狙えます。
空室の影響を受けにくい
宿泊客を得られれば、そのたびに収益を得られるホテル投資。
アパートやマンションなどと比べると、空室リスクの悩みは抑えることができます。
集客効果もアパートやマンションより小さなアクションからおこなうことができ、短期間で結果を出しやすいのがメリットです。
年中無休で営業可能
通常のアパート・マンションはホテルと同じく365日貸し出すことができますが、民泊の場合は年間営業日数が制限されています。
ホテルが年中無休で営業できるのに対して、民泊だと約半分の180日間しか営業できません。
民泊への投資に比べると、圧倒的にホテル投資のほうがメリットは大きいです。
ホテルを対象とした不動産投資で注意しておきたいリスク
人件費への投資
ホテルをたった1人で切り盛りするのは大変です。
少なくとも1人以上は人を雇う必要があり、家族経営でもなければ人件費が必要です。
食事提供やリネンの交換など、マンションに投資する場合にはかからないコストもかかってきます。
インバウンドに期待する場合は、外国語対応にも目を向けておくことが大切です。
初期費用が高額
不動産投資につきものの初期費用が、ホテル投資では高額になるのが難点です。
建物自体が高額のため、ローンを組むにしても月々の返済額は大きくなるでしょう。
1部屋ごとの購入でも1棟単位での買収でも、所有地にホテルを建設する場合でも同様です。
転用も予定に入れておく
ホテルをオフィスやマンションとして活用するケースが出始めてきましたが、集客できるかどうかは設備にかかっています。
設備を充実させるためには別途コストがかかることもあり、簡単にはいかない場合もあります。