今回は、意外と知られていない借地権付き物件の投資についてご紹介します。
借地権を利用すると投資家にとって、さまざまなメリットがあります。
不動産投資をご検討中の方は、借地権付きの物件も一つの選択肢にしてみるのも良いかもしれません。
借地権とは何か?また、借地権を利用した投資方法など、わかりやすくまとめてみました。
不動産投資で借地権を利用する~借地に関係する3つの権利~
借地権とは、土地を所有している地主に対して、その土地を借りる権利のことです。
実際に土地を所有するわけではなく、借りた土地に建物を建てる前提で所有者と借地契約をおこないます。
借地に関わる権利は主に3つあり、まず一つ目がこの借地権です。
そして二つ目は、地上権という権利です。
地上権も借地権と同じように土地を借りる権利ですが、建物を建てる以外にも樹木などを所有する目的で土地を利用できます。
また、地上権は所有者の承諾がなくても、建物などを自由に売却できます。
三つ目は賃借権です。
賃借権は地上権とは違い、建物などを売却する際には、土地所有者の承諾を得なければなりません。
よって、トラブルを避けるためにも地主の人柄などを事前に確認してから契約することが望ましいです。
不動産投資で借地権を利用する~効率的な投資方法~
借地権を利用して効率的な投資をおこなうにはどうしたらよいのでしょうか。
基本的に不動産を購入する際は、建物と土地の両方の所有者となるのに対して、借地権付きの物件を購入すれば、建物だけの所有で土地は借りるだけなので、所有権と比べると3~4割程度で済むと言われています。
したがって、遥かに安く物件を購入できるのです。
それによって利回りは、所有権の土地に建物を建てるより2~3パーセントアップすると言われています。
しかし、借地権付き物件の認知度が低いため、所有権の物件に比べると買い手が見つかりにくいという難点があります。
この問題を解決するためには、立地など、条件の良い物件を購入することです。
また、借地の契約期間にも注意する必要があります。
契約期間は通常20年から30年と言われていますが、契約期間が短いと更新する際に更新料がかかってしまうため、契約期間が長く残っている方が売却しやすいということになります。
まとめ
借地権付き物件の不動産投資は、認知度が低いため、融資を受ける際も銀行とつながりのある不動産業者から依頼するなど、工夫が必要です。
あまり世間に知られていないため、買い手が見つかるのに時間がかかることや、融資を引きにくいなどデメリットもありますが、利回りがアップする、土地に対する固定資産税を所有しなくて良いなどのメリットもあります。
通常の不動産投資とは異なり、初心者には複雑に感じられるかもしれませんが、しっかりと情報を集めて正しく活用すれば、とても効果的な手段となるでしょう。
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